男性型脱毛症(AGA)
男性型脱毛症(AndroGeneticAlopecia)は、成長毛が早期休止期に入って脱毛する休止期脱毛で成人男性の前頭部や頭頂部の毛が一定ターンで薄くなるのが特徴で早い人では、思春期を過ぎた頃から発症します。40代の男性では、発症率が30%とされて3人に1人ぐらいの割合で発症する一番多い症状です。そのメカニズムは男性ホルモンが強く関与しています。
抜け毛の進行型パターンに3つの特徴があります。
一つ目は、額の生え際から後退していくタイプで、A型脱毛とも呼ばれています。
二つ目はこめかみから頭頂部に向かって抜け毛が進行していくタイプです。M字型脱毛と呼ばれています。
3つ目は、頭頂部から抜け毛が進行していくO型と呼ばれるパターンです。
この3つのパターンは、男性ホルモンが関係していて、男性の場合は主に睾丸から分泌される男性ホルモンの一種テストステロンが毛細血管を通り毛乳頭に運ばれて、5αリダクターゼと言う酵素の働きによって、ジヒドロテストステロン(DHT、5α-DHA)強力な男性ホルモンに変わります。このジヒドロテストステロンが毛乳頭・毛母細胞(髪の毛が生まれるところ)の細胞分裂を抑制することによって起きる現象が、若禿、薄毛、AGAなんです。次回も男性型脱毛症(AGA)のお話をしていきたいと思いますので、お待ちください。